【在住者厳選】ドイツのおすすめクリスマスマーケット9選【2024年の開催日程付き】

ドイツの冬といえば、クリスマスマーケット。

クリスマスマーケット発祥の地と言われるドイツでは、およそ2,500以上のクリスマスマーケットが毎年開催されていて、どの街のマーケットに行くか悩むのも楽しいもの。各都市で趣が異なるので、いくつ行っても飽きることがありません。

しかしそれぞれの都市ごとに特色や雰囲気が異なるため、どこに行くべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に行ってみて本当によかったクリスマスマーケットを9選でご紹介します。ぜひみなさんの旅行計画の参考にしてもらえたら嬉しいです♪

目次

マインツ

まずご紹介するのは、フランクフルトから電車で約40分で行けるマインツ

200年以上の歴史あるマインツのクリスマスマーケットのメイン会場は、 “ドイツ3大大聖堂”の一つ「聖マルティン大聖堂」前の広場。

まるで星が降ってくるかのようなイルミネーションが特徴で、会場中がロマンティックな雰囲気に包まれます。

オーナメントなどのクリスマス飾りをはじめとした手工芸品、職人さんたちによる手作りの木製のおもちゃ、ローカル産の蜂蜜やチョコレート…といろいろな屋台が出店しているので、お土産探しも楽しいです。

クリスマーケットでよく見かけるピラミッドもマインツのものは一味違い、この地にゆかりのある人物やキャラクターが乗っていてとっても可愛いんですよ♪

クリスマスマーケットグルメも大充実のマインツ。ラクレットにフラムクーヘンをはじめとした定番グルメが一通り揃っています。

個人的には上写真のサーモンは、必ずと言っていいほど注文してしまうお気に入りの逸品です♪

2024年のクリスマスマーケットは11月28日~12月23日まで、毎日11時~20:30(金・土のみ~21:00まで)開催。詳細は公式ホームページをご覧ください

ヴィースバーデン

ドイツ国内でも有数の温泉地であり、カジノの街という一面もあるヴィースバーデン

こちらのクリスマスマーケットは、「流れ星のマーケット(Sternschnuppenmarkt)」というニックネームの通り、可愛くてきらめく雰囲気に包まれています。

あんまり混雑していないけど、見どころがあって、可愛いクリスマスマーケットが好き」という方に、特におすすめのクリスマスマーケットなんです♪

あまり大規模なクリスマスマーケットではありませんが、出店している屋台は約130店以上。

お土産探しに、こちらの地方のヘッセン料理をはじめとしたクリスマスマーケットグルメ、またワイン生産者の絶品グリューワインも見逃せません。

メイン会場以外にも、ルイーゼン広場(Luisenplatz)にはこの時期限定でスケートリンクが出現。ヴィースバーデンのクリスマスマーケットの一大ハイライトとなっています。

このすぐ近くでは子供向けのクリスマスマーケットも開催されていて、子連れファミリーにもおすすめです。

ヴィースバーデンはマインツからは電車で約20分。とても近く気軽に行けるので、ぜひマインツとセットで訪れてみてはいかがでしょうか♪

2024年のクリスマスマーケットは11月28日~12月23日まで、10:30~21:00(日曜のみ12:00~)、RathausからSchloßplatzの間とLuisenplatzで開催されます。詳細は公式ホームページをご覧ください

ケルン

ケルン公式サイトより

世界遺産のケルン大聖堂で有名なケルン。

クリスマスマーケットはドイツ西部で最大規模、毎年約600万人の来場者数を誇ります。

市内にはいくつもの会場が点在し、それぞれ趣向をこらした装飾やイベントが開催。すべて徒歩で巡れますが、全会場を楽しむには1日中かけても見足りないほどかもしれません。

1番人気の大聖堂前のクリスマスマーケット。ケルン中央駅からすぐという、アクセス抜群の立地にあります。

日中も楽しめますが、ライトアップされた大聖堂とツリーの組み合わせは圧巻の美しさなので、ぜひ夜まで滞在してみることをおすすめします♪

そしてこちらのマーケットだけでも約150もの屋台が軒を連ね、フード・工芸品・ギフトアイテムなど見ているだけでワクワクする楽しさ。

ケルン公式サイトより

旧市街で開催されるマーケットの一つ「ホイマルクト(Heumarkt)」は、個人的に1番好きな会場。

巨大なスケートリンクとアイスホッケー場が人気で、その上を小人たちがリフトで登っていく姿がとても可愛いので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

「シュターペルハウス」という、市内の人気レストランが出店するこちらのお店。雪山のロッジのような造りがたまらなく素敵な上、美味しい料理とケルシュビールが楽しめます。

同じく旧市街で開催される「アルターマルクト」は、ハインツェルメンヒェンという小人の妖精がテーマ。(※グリム童話の一つで、裁縫屋さんや大工の主人たちが寝静まった夜中に現れ、やり残した仕事を仕上げてくれる小人たちの物語)

会場のあちこちに小人のモチーフが散りばめられていて、ドイツらしくとっても可愛いマーケットでこちらもおすすめです。

ケルン市内で開催されるクリスマスマーケットの、簡単な特徴と場所を一覧で紹介するね
  • ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット:駅からすぐ、大聖堂前で開催。 大きなクリスマスツリーが目印。
  • 旧市街のクリスマスマーケット:
    ・アルターマルクト:小人の妖精がテーマ。観覧車やメリーゴーランドなどのライドも◎。屋台数約120と大規模。
    ・ホイマルクト:巨大なスケートリンクが目印。フード系屋台も充実。
  • ノイマルクトのクリスマスマーケット:天使がテーマ。イルミネーションが美しいことでも有名。
  • ルドルフプラッツのクリスマスマーケット:子ども向けのアクティビティが充実。屋台は木組みの家がモチーフ。
  • 港のクリスマスマーケット:チョコレート博物館前で開催。船にまつわる工芸品や魚料理の屋台が多い。

2024年のクリスマスマーケットは11月18日~12月23日まで、11:00~21:00、市内各所で開催されます。詳細は公式ホームページをご覧ください

フランクフルト

フランクフルト公式サイトより

日本からの直行便が就航するフランクフルト。近代的なビル群が並ぶ街並みはとてもモダンですが、旧市街にはメルヘンチックな風景も広がり、都会と歴史ある街並みの両方を堪能できるのが魅力の街です。

1393年から続いていて、ドイツ最古のクリスマーケットの一つに数えられているんだよ♪

市内にいくつものクリスマーケットが点在しどれも素敵なのですが、特におすすめは旧市街のレーマー広場で開催されるマーケット。

まさにドイツ!といった木組みの家並みを背景に、たくさんの屋台が軒を連ねる風景はまさにメルヘンの世界です。

クリスマスのお菓子がいっぱいに陳列された屋台でお土産探しをするもよし。木樽のかたちのドリンク屋台でグリューワインを飲むもよし。規模が大きいので、個々でいろいろな楽しみ方ができるのも嬉しいですね。

広場にある高さ約31メートルのクリスマスツリーの横のステージでは、週末の夕方に様々なコンサートが開催。イルミネーションと合わせて、一気にクリスマスムードが盛り上がります。

クリスマスマーケットの定番ドリンク・グリューワイン(スパイスの入った甘いホットワイン)をはじめ、ホットりんご酒やグリューネゾーセというハーブソース入りクレープなどのご当地メニューも充実しているので、ぜひお試しください♪

フランクフルト市内で開催されるクリスマスマーケットの、簡単な特徴と場所を一覧で紹介するね
  • レーマー広場:木組みの家に囲まれたメルヘンチックなマーケット。
  • パウルス広場:レーマー広場から道を挟んですぐ、パウロ教会前で開催。キャンドルや蜂蜜製品など、雑貨の屋台も多い。
  • マインカイ:マイン川沿いで開催。沿道沿いにはカフェやレストランなどが立ち並ぶので、休憩スポットも豊富
  • ハウプトヴァッへ:フード屋台がメインで、現代的な雰囲気に包まれたマーケット。
  • CityXmas:市内一高い場所にあり、夜景を眺めながら楽しめるクリスマスマーケット。立体駐車場「Parkhaus Konstablerwache」の屋上で開催。ドリンクの店舗がほとんど。

2024年のクリスマスマーケットは11月25日~12月22日まで。営業時間は10:00~21:00(日曜のみ11:00~)、市内各所で開催されます。詳細は公式ホームページをご覧ください

トリーア

トリアー公式サイトより

モーゼルワインの一大産地でもあるドイツ西部の街・トリーア。あまり知られていませんが、実はドイツ最古の街なんです。

今も街中にローマ帝国の遺跡が数多く残り、「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」としてユネスコの世界遺産に登録されています。

そしてここトリーアのクリスマスマーケットは、EuropeanBestDestinationsによって「2024年度ドイツ最高のクリスマスマーケット」の第2位に選出、ヨーロッパ全体でも12位に選出。近年世界的な注目度が上がってきていますが、あまり大混雑せずまだまだローカル感漂うのんびりとした雰囲気に包まれています。

特に平日の昼は全く混雑しないし、夜でものんびり楽しめる混雑具合だから平日の訪問がおすすめ♪

旧市街の何ヵ所かでクリスマスマーケットは開催。

「ドイツ三大大聖堂」の一つに数えられているトリーア大聖堂前や、中央広場のマーケットが人気を集めています。

可愛いクリスマス雑貨の屋台も、順番にのんびり見て回れたり、フードやドリンク屋台も行列に並ぶことはほとんどなくストレスフリー。

また、Kornmarktにはアイススケートリンクもクリスマス期間限定で登場しているので要チェックですよ♪

2024年のクリスマスマーケットは11月22日~12月22日まで。営業時間は月~木は10:30~20:00、金土は10:30~21:30、日曜日は11:00~20:00。市内各所で開催されます。詳細は公式ホームページをご覧ください

ベルンカステル・クース

ベルンカステル・クース公式サイトより

ベルンカステル・クースは「ドイツの美しい街30選」にも選ばれたこともある、可愛い街並みが魅力の街。

モーゼル川を挟んで「ベルンカステル」という街と「クース」という2つの街で構成された街で、木組みの家並みが並ぶ旧市街は「ベルンカステル」側にあり、クリスマスマーケットはこちらの旧市街で開催されます。

有名なクリスマスマーケットに比べると人混みも少なく、可愛い街並みの中のんびりとリラックスした雰囲気が味わえるので、人混みを避けたい方や子連れファミリーに特におすすめです。

ベルンカステル・クースのクリスマスマーケットで目玉スポットといえば、こちらの巨大アドベントカレンダー!

旧市街の中心地マルクト広場に12月1日から24日まで、この地域最大のアドベンドカレンダーが出現するのです。

古くから続く薬局の窓をアドベントカレンダーに見立て、12月1日から毎日17:30になると日めくりイベントが開催されます。

ベルンカステル・クースは、モーゼルワインの一大産地。

そのためワイン醸造所がグリューワイン屋台を出していたり、通常の屋台でもどの醸造所のワインが使われているかの表示があったり…と、産地ならではの楽しみ方ができるのが魅力なんですよ♪

子供向けのキンダープンシュ (Kinderpunsch) もとっても美味しいよ♪

また毎年クリスマス直前の週末に、音楽と花火のショーも開催。ベルンカステル・クース橋(Brücke Bernkastel-Kues)から、豪快に打ち上げられる花火は必見の美しさです。(クリスマスマーケットと花火のコンビネーションは、他ではなかなか見られません…!)

2024年の花火イベントは、12月21日(土)に行われる予定です。

2024年のクリスマスマーケット開催期間は11月22日~12月22日まで。詳細は公式ホームページをご覧ください。

ニュルンベルク

ドイツ三大クリスマスマーケットの一つである、ニュルンベルク。世界で最も有名なクリスマスマーケットとしても知られています。

中世の雰囲気が残るニュルンベルクの旧市街中には、複数のクリスマスマーケットが設置。マーケットごとにテーマがあるのも楽しいポイントです。

注意点としては世界的な知名度のあるクリスマスマーケットだけに、混雑具合も抜群ということ。我が家はクリスマスマーケット初日に行ったのですが、メイン会場は混みすぎていて人の流れにのっているだけで精一杯でした…!

可能であれば、平日や日中から行かれたほうがのんびり楽しめるかもしれません。

しかしイルミネーションで彩られた街並みは、おとぎ話の世界そのもの。行って後悔はないと断言できます♪

ニュルンベルク旧市街のクリスマスマーケットの、簡単な特徴と場所を一覧で紹介するね
  • クリストキンドレスマルクト:メイン会場であり、大きなクリスマスツリーが目印。 中央広場(Hauptmarkt)で開催
  • 姉妹都市マーケット:世界各国の姉妹都市が出店する会場。市庁舎前広場(Rathausplatz)で開催
  • オリギナール・レギオナール: 地域の特産品が並ぶ会場。聖セバルドゥス教会(St. Sebald)や旧市庁舎あたりで開催
  • 職人村:中世の雰囲気が感じられ、職人の制作風景がみられることも。
  • キンダー・ヴァイナハト:子供向けの会場。ハンス・ザックス広場(Hans-Sachs-Platz)で開催

2024年の開催期間は11月29日~12月24日まで。詳細は公式ホームページをご確認ください。

バンベルク

バンベルク公式サイトより

ニュルンベルクから約40分で行けるバンベルク

旧市街の街並みは中世の世界そのままで、ドイツ国内で最も美しい街の一つと言われるほどの美しさを誇ります。

川の上に浮かんだような「旧市庁舎」や、ここでしか飲めない味「燻製ビール」…と小さな街ながらユニークな見どころに溢れていて、観光するのも楽しいです♪

そして、なんといってもクリスマスマーケット。メルヘンチックでとっても可愛いのにあまり混んでいないため、のんびりと楽しめて、個人的にとってもおすすめのクリスマスマーケットなんです!

ニュルンベルクで賑やかなクリスマスマーケットを楽しんだ後は、ぜひバンベルクまで足をのばしてみることをおすすめします。

地元民が集う、ローカル感満載のクリスマスマーケット体験をしてみるのも特別な思い出となるはずです♪

2024年の開催は11月28日~12月23日まで。詳細は公式ホームページ(Weihnachtsmärkte in Bamberg und dem Bamberger Land)をご覧ください。

ローテンブルク

ローテンブルク公式サイトより

日本人にも人気の街・ローテンブルク。こちらのクリスマスマーケットは、ほとんどのガイドブックやトラベルサイトでも取り上げられているので知っている方も多いと思います。

ただでさえ可愛い街並みがクリスマスのイルミネーションによって更にパワーアップ。メルヘンの世界感が旧市街全体に広がっています。

15世紀から続いているローテンブルクのクリスマスマーケット。会場は市庁舎前のマルクト広場、教会広場(Kirchplatz)、Grüner Marktで開催されます。

また、ローテンブルクはとてもコンパクトな街なのでついでに観光もサクッと済ませられるのも◎。

観光の目玉は、ドイツ全土に出店するクリスマスショップ「ケーテ・ヴォールファート」の本店。

本店のプライドが感じられる圧巻のデコレーションと品ぞろえなので、ウィンドーショッピングするだけも良し、お土産探しに精を出すも良し。またお店の前の装飾もかなり豪華です。

街歩き中も写真スポットだらけで、テンションの上がる可愛い街なのです。

しかし土日は本当に混雑するので、出来るだけ平日の訪問をおすすめします!

車で行くときは、お隣フランス・ストラスブールのクリスマスマーケットもセットで行ってみよう♪ 車で約3時間だから、わが家はいつもローテンブルク→ストラスブール→アルザス地方の各街も旅行がてらついでに訪れているよ♪

2024年の開催は11月29日~12月23日まで、11:00~19:00開催。詳細は公式ホームページをご覧ください。

ヨーロッパ各都市からドイツへ格安に移動する方法

ヨーロッパ他都市からドイツ旅行を検討している方で、電車の乗り換えが面倒!できるだけ楽に安く移動したい!という方におすすめなのが、Flixbusの利用。

ヨーロッパ各都市を運行する格安バス会社で、電車や飛行機よりも格安の場合が多いです。

ヨーロッパの路線図です。(写真をクリックすると公式サイトの路線図ページにとぶので、旅行計画の参考にしてみてくさい♪)

特にドイツ国内はかなりの便数があり、フランクフルトやミュンヘンなどの主要都市以外にも、ローカルしか利用しないような小都市まで網羅。

クリスマスマーケット巡りを格安でしたい方におすすめの移動方法です♪(直通バスが多いのも嬉しい)

\ 早期申込がお得 /

ドイツでユニークな体験をするには、Viatorがおすすめ!

Viator公式サイトより

ドイツでユニークな体験をするには、トリップアドバイザー系列のオプショナルツアー会社であるViatorがおすすめ。

例えばミュンヘンから送迎付きで行くノイシュバンシュタイン城などの古城めぐりベルリンのビール醸造所巡りツアー(試飲・軽食付き)など、ピンポイントで自分好みに合ったツアーを見つけることができます。

もし個人旅行の場合は時にはこういったオプショナルツアーに参加すると、世界中の旅行者たちと知り合えるきっかけにも。旅のアクセントにもなって、おすすめです。

他にもどんなプランがあるのか、公式サイトをぜひチェックしてみてくださいね♪

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ドイツのクリスマスマーケットを満喫しよう

メルヘンチックで幻想的な雰囲気に包まれる、本場ドイツのクリスマスマーケット。

ぜひ今回の記事を参考に、どのクリスマスマーケットを巡るかいろいろ計画を立ててみてくださいね♪

みなさんのクリスマスマーケット訪問が、楽しいものとなりますように!

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