【スペイン全土を旅したママライターが厳選】スペインの子連れおすすめスポット8選

ヨーロッパ屈指の観光大国・スペイン。

観光情報はたくさんあれど、子連れで楽しめるスポットやアクティビティの情報は少ないので、子連れでの行き先選びに悩む方も多いのではないでしょうか。

今回はスペインをロードトリップ中に実際に娘2人を連れて行ってみて大ヒットだった厳選スポット・アクティビティを8選でご紹介していきます。

本記事は、

そんな方におすすめの記事となっています。

定番の水族館から、こどもも楽しめる世界遺産やスペインならではのアクティビティまでどこよりも子連れスペイン旅行情報たっぷりの記事となっています。

みなさんの子連れスペイン旅行の参考になれば嬉しいです！

バレンシア「オセアノグラフィコ」はヨーロッパで1番大きな水族館

パエリアの本場として知られる、スペイン第3の街・バレンシア。

動物園や博物館、夏には海水浴…と、総合的に子連れスペイン旅行におすすめの街です。

そしてグルメの街でもあるので、大人も楽しめること間違いなし！

その中でも、イチオシが「オセアノグラフィコ（Oceanografico）」という巨大水族館。

キャッチコピーが『Discover 200 millionyears in one day（2億年を1日で発見しよう）』も納得の、世界各国から集めた計500種、4万5000匹以上もの定番～珍しい海洋生物を見ることができるスポットなのです。

シドニーのオペラハウスのような、ユニークな外観もひときわ目を引きます。

そして目玉の一つが、1日に何度か開催されるイルカショー！（開催時間は、時期やイルカの体調によるため当日の案内）

イルカやアシカなどのアクロバティックなショーに、こどもたちも大興奮。

ショーの後は会場にある大型スクリーンを使って、クイズが出されたり観客参加型のイベントもありました。

席数に限りがあるので、ピークシーズンの夏場に行く方は15分前までには会場入りしておきましょう。

海の中を歩いているかのような気分が味わえる、トンネル水槽も必見です。

今や多くの水族館で見ることのできるトンネル水槽ですが、ここのはヨーロッパ最長！

約30ｍのトンネル内には、珍しい種類のサメやヨーロッパではここでしか見られないシロイルカなどが優雅に泳ぎ、なんとも幻想的。

なんと、この水槽の下でお泊りができるチケットも販売されています！

チケットの内容は以下の通りです。

一般の入場チケットが33ユーロなので、食事代・宿泊費・入場料も含めてこの値段はかなりお得！

最少人数が8人～というのが難しい点ですが、もし友人家族や親戚と行けたらとっておきの思い出になりそうですね。

敷地内にいくつもある建物は、それぞれ熱帯・北極…とテーマが決まっていて、定番のクマノミをはじめとする熱帯魚やクラゲ、ペンギン、ワニ…、どこに行っても見ごたえ抜群です。

水族館内にはいくつかレストランがあるのですが、360度水槽に囲まれた「Submarino」が1番人気で、予約必須。（私たちは平日行ってみたのですが、全席予約済で入れませんでした。）

1万匹ものカラフルな魚たちを眺めながら食事ができるなんて、まるで竜宮城のようで憧れます。

バレンシアで巨大パエリアを食べよう

美食の国・スペインでも1番有名なごはんと言っても過言ではない「パエリア」。

バレンシアはパエリア発祥の地らしく、スペインのどこよりも美味しいパエリアが食べられます。

お米を使った料理なので、こどもだって大好きな味なのも子連れ旅には嬉しいポイント。

アリカンテ「サンタ・バルバラ城」は、こどもの冒険心をくすぐる

年間300日以上が晴天というスペイン南部の人気リゾート都市・アリカンテ。

透明度の高い海だけでなく、レストランやおしゃれなショップが並ぶ「エスプラナダ・デスパニャ通り（Passeig Esplanada d’Espanya）」という南国情緒漂うメインストリートは、リゾート感たっぷりです。

子連れ旅では夏場はビーチだけでも楽しめますが、ぜひ行ってみてほしいのが街のシンボル「サンタ・バルバラ城（Castillo de Santa Bárbara）」です。

岩山に溶け込むようにそびえ立つお城は、世界的にも珍しいデザイン。

海抜160メートル越えの山頂までは、ハイキングで行くのがおすすめ。

真っ青な海の絶景を眺めながら登るのは、本当に気持ちがいいです。

ご安心ください！ふもとから、30秒ほどであっという間に昇れるエレベーターもあるから、大丈夫。

ビーチ沿いの歩道からサンタ・バルバラ城目指して歩いていると、大通りを挟んだ左手に入口が見えてきます。

ちなみに我が家は娘たちが6歳と3歳のときにハイキングコースで行きましたが、全部自分の足で歩けるくらいの道のりでした。（でも坂道が急なところも多いので、お子さんの体力や性格と合わせてどちらがいいか決めてみてくださいね）

頂上には軽食スタンドがあるので、絶景を眺めながらコーヒータイムなんていかがでしょうか？

頂上付近には、石垣や階段、ちょっとした広場もあるので、こどもたちも冒険気分であちこち行っては楽しんでいました。

写真スポットもたくさんあるので、お子さんたちとの素敵な瞬間をおさめてみてくださいね♡

私たちが行ったときは、お城の一角で無料クラシックコンサートをしていてとてもリラックスした雰囲気が漂っていて素敵でした。

訪問前には公式サイトでイベント情報もぜひチェックしてみてくださいね。

グラナダ「科学博物館」で、仰天体験の連続

スペイン南部・アンダルシア地方にあるグラナダ。

歴史上イスラム統治下が長かった影響で、イスラム・西洋文化がミックスされた唯一無二の美しい街並みが広がっています。

そして人気の世界遺産「アルハンブラ宮殿」もあることから、家族旅行でグラナダを訪れるという方も多いのではないでしょうか。

しかしどんなに美しい建築物でも、残念ながら小さい子どもたちは飽きてしまうこともしばしば。

そんな時は、グラナダにある「Parque de las Ciencias」という科学博物館にもぜひ足をのばしてみてください。

体験型の博物館で、プラネタリウム、重力や浮力などの自然現象をはじめ、さまざまなことを体験を通して学ぶことができるんです。

小さい子どもから高校生までどの年代でも楽しむことができ、スペイン語が分からなくても楽しめるように考えられているので、きっと楽しい思い出になること間違いなし！

個人的に1番おすすめなのが、こちらのはく製エリア。

動物が今にも動き出しそうなほどリアルに展示されていて、ここではそれぞれの野生動物の習性やムーブメントを学ぶことができるんです。

「走る」「跳ぶ」「狩猟する」などの自然の中での10シーンが忠実に、かつ芸術的に再現されている姿は本当に圧巻。

シーンごとに、『Queen of the Mountains（山の女王）』『Lone Hunter（孤独なハンター）』などと題名があり、ビデオでその動物の生態や習性についても解説。

1日中楽しめる充実の設備ですが半日でも十二分に楽しめるので、アルハンブラ宮殿観光の日に組み込んでもいいと思います。

現地発着のオプショナルツアー会社の大手【ベルトラ】では、150ヵ国・14000種類ものオプショナルツアーが毎日催行。子連れに嬉しいホテル送迎付きのプランも多数なので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

アンダルシアの白い村 カサレス＆ミハス＆ロンダ 1日観光プライベートツアー＜ベンツ車利用／グラナダ発着＞

セビーリャ「スペイン広場」で、ボート乗り。豪華なタイルで歴史も学べる

スペイン南部アンダルシア地方のセビーリャは、スペインで4番目に大きな街。

ヨーロッパ各地から格安航空会社（LCC）も乗り入れているので、ヨーロッパ在住の方やヨーロッパ周遊旅行を考えている方にも特におすすめの街でもあります。

スペイン全土をロードトリップした中でも、街並みの美しさ・雰囲気が抜群に素晴らしく、個人的にスペインで1番好きな場所です。

街歩き自体が楽しいセビーリャですが、子連れにおすすめの場所は「スペイン広場」に決まりです。

私の中で勝手に『世界一美しい広場』認定されている場所なんですが、カラフルなタイルとエメラルドグリーンの運河の景色は、完全に映画の中の世界の美しさ！（実際に『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』など、数多くの映画のロケ地にもなっています。）

子連れ旅におすすめのアクティビティは、手漕ぎボートに乗って全長515メートルもの運河をゆったりと散策すること。

運河から眺める景色も格別で、ボート1台につき6ユーロとお手頃価格なのも嬉しいポイントです。

また、広場にずらりと並んだ48個ものタイル壁画も必見。

それぞれのタイルにはスペイン各都市の歴史的な場面が描かれていたり、床は地図になっていて、ちょっとした勉強タイムになりますよ。

▼セビーリャをはじめとするアンダルシア地方の人気5都市の周遊ツアーはこちらから▼

アンダルシア地方周遊 2泊3日　コルドバ、モンテフリオ、グラナダ、ロンダ、セビリア＜専用車＆専属日本語ガイド／貸切／セビリア・コルドバ発セビリア着＞

セビーリャ「フラメンコ博物館」で本場のフラメンコショー

子連れ海外旅行では、「こどもにその国ならではの特別な体験をさせてみたい」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、気軽にスペインの文化体験ができる「フラメンコショー」です。

魂を震わせる歌声・ギター・踊りが一体となった、「情熱の国スペイン」のイメージそのものの伝統文化のフラメンコは、なんとユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

フラメンコの本場・スペインには、気軽にフラメンコショーを楽しめるタブラオ（フラメンコショーが見られる舞台付きのバーやレストラン）がたくさんあります。

しかし、どこもたいてい開演時間が22：00～とかなり遅く、小さい子供連れには難易度が高いのです。

しかし、セビーリャにある「フラメンコ博物館（Museo del Baile Flamenco）」はなんと開演時間が17時、19時、20時45分～と断然早く、子連れ旅にパーフェクト！

きちんとしたステージでのショーで、観客椅子がステージをぐるりと囲む形のセッティングで驚くほどステージとの距離感が近いです。

もし上演中にこどもがぐずってしまっても、脇や後方から会場外へ出ることもできるので、気持ち的にもラクですよ。

スペインでもトップクラスの実力派ダンサーたちが魅せるショーは、涙がでるほどの感動体験。

当時3歳と6歳の娘たちも上演時間中ずっと食い入るように見ていて、何年かたった今でも話題に出すほどお気に入りの思い出になったようです。（写真撮影禁止だったので、写真はすべて公式サイトから引用）

マドリードでチュロスの食べ比べをしよう

スペインの首都・マドリード。日本からの直行便もあるため、スペイン観光の拠点にする方も多いのではないかと思います。

この街で絶対に親子で試してほしいのが『チュロスとホットチョコレートの朝食』です。

マドリードっ子は大の甘党で、この朝食で1日をはじめるのが何世紀も続く伝統なんだそう。

街中にチュロスの専門店「 Churreria」があるので、レビューのいいところや気になってみたところにフラッと入ってみましょう。

ローカルに混ざって朝ごはんをいただくのは、手軽に「旅にきた～！」と感じられるおすすめのアクティビティです。

お子さんと一緒に、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね。

バルセロナでガウディ建築巡り

スペイン屈指の観光都市・バルセロナは、何はともあれ「サグラダファミリア」をはじめとするガウディ建築に尽きます。

それはもちろん子連れ旅にもあてはまります！！

でも「こどもと建築物巡りか…興味なさそうだし飽きそうかなぁ」と思う方も多いのでは。（実際私も思っていました）

しかし、声を大にして言わせてください。

「ガウディ建築巡りは子連れでもめちゃくちゃ楽しい！」と。

やっぱりガウディ先生はすごいんです。

ここからは、子連れにおすすめのガウディ建築を3つ紹介していきますね。

サグラダファミリア

天才建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて取り組んだ教会で、「未完の大作」としても知られています。

外観もさることながら、内部のステンドグラスの柔らかいカラー、デザイン…何から何まで「こんな教会見たことない！」との感動体験が待っていますよ。

サグラダファミリアの受難のファサード・生誕のファサードに登れるのは、6歳以上～。6歳～15歳までは大人同伴要。お子さん連れの場合はご注意くださいね。（サグラダファミリアの入場自体は、何歳からでも大丈夫なのでご安心ください！）

また、サグラダ・ファミリアの入場チケットは時間指定制になっています。

私たちが行ったのは閑散期と呼ばれる2月でしたが、大混雑でした。

事前のオンライン予約は絶対にしておいてくださいね。（繁忙期は、オンライン予約も完売になる日も。訪問日が決まり次第、予約は済ませておきましょう！）

▼サグラダファミリアの公認日本語ガイド付き入場チケットの予約はこちらから▼

サグラダ・ファミリア徹底解説ツアー 公認日本語ガイドがご案内！地下博物館も見学　鐘塔エレベーター付プラン有り＜午前発／約2～3時間＞

カサ・バトリョ

当時6歳の娘が1番ハマったのが、ここ「カサ・バトリョ」。

ガウディが1904年にリフォームした建築なのですが、なんと廃棄物を再利用して作られているんです。

柔らかな曲線がたくさん使われていて、外観だけでなく内部も本当によかった！

日本語のオーディオガイドもあり、こどもにも1人1つずつ使わせてくれます。

娘は展示番号を自分で探しながら、解説を楽しそうに聞いていました。（はじめて触るオーディオガイドが楽しかっただけの可能性も大ですが…）

ガウディらしさが満載の屋上だって見逃せません。

また、バルコニーでの写真撮影もしてくれて購入も可能。

カメラの位置が高いので、小さいお子さんと一緒に撮る場合は、抱っこするとちょうどよく映りますよ♪

▼カサ・バトリョの日本語オーディオガイド付き入場チケットの予約はこちらから▼

世界遺産カサ・バトリョ　入場チケット事前予約 ＜日本語オーディオガイド付き＞

カサ・ミラ

最後にご紹介するのは、1906年にガウディが創ったユニークな高級アパート「カサ・ミラ」。

カサバトリョから500メートルと、子どもの足でも歩いて行けるのでぜひセットで訪れてほしい場所です。

外部も内部も直線部分がないのが最大の特徴。

世界遺産になった現在でも4世帯の家族が暮らしているというから驚きです。

そしてここを子連れにおすすめする理由は、1、2階部分がカフェになっているから！

休憩しつつカサミラも楽しめ、カフェ部分だけなら特に入場券も必要ないんですよ。

世界遺産サグラダ・ファミリア（エレベーター付）＆グエル公園＆カサ・バトリョ＆カサ・ミラ＆グエル邸　入場チケット事前予約 ＜1日または2日券／昼食付き＞

ヨーロッパ各都市からスペインへ格安に移動する方法

ヨーロッパ他都市からスペイン旅行を検討している方で、電車の乗り換えが面倒！できるだけ楽に安く移動したい！という方におすすめなのが、Flixbusの利用。

ヨーロッパ各都市を運行する格安バス会社で、電車や飛行機よりも格安の場合が多いです。

ヨーロッパの路線図です。（写真をクリックすると公式サイトの路線図ページにとぶので、旅行計画の参考にしてみてくさい♪）

主要都市からマイナー都市まで網羅していて、欧州周遊を格安でしたい方にピッタリ。（直通バスが多いのも嬉しい）

スペインは、本記事でも紹介しているマドリード・バレンシア・アリカンテに発着していますよ♪

子連れでスペイン旅行を満喫しよう

スペイン子連れ旅におすすめのスポットを8選でご紹介しました。

みなさんのスペイン子連れ旅が、楽しいものになりますように♡