「アメリカ在住だけど、すきま時間に副収入を増やしたい」
「まとまった時間が取れるようになったので、パートかフルタイムで仕事をはじめたい」
そんな方々のために、実際の仕事探し・面接・採用の流れから、「日本人でも、未経験でも、応募資格を満たせる!」と就活中に実感したおすすめ職種・求人サイトを紹介していきます。
また、複数の企業がブースを出す採用イベント「ジョブフェア」ついても紹介。
みなさんがアメリカで新たな第一歩を踏み出す際の、お役に立てれば嬉しい限りです。(お互い頑張りましょう!)
※今回の記事で紹介するお仕事は、「アメリカで、すでに就労可能なステータスをお持ちの方」「現地採用の仕事探しをしている方」向けの記事となっていますのでご了承ください。
まずは、希望の条件を書きだす
まずは、思い描けるだけの希望条件を書き出してみましょう!
条件すべてを満たすのは難しいかもしれませんが、自分のやりたいことがビジュアル化され、求人サイトでの仕事探しが効率化します。
以下に希望条件を書き出す際の項目を挙げましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
勤務形態
- フルタイムか、パートか
- 勤務時間帯
- 給料
- 福利厚生
勤務日
- 平日のみか、土日祝日も含めるか
- 就学中の子供がいる方は、学校の長期休みの間はどうするか
- シフト制か、フレキシブルな時間設定か
勤務地
- 自宅からの通勤時間
- 通勤手段(車か、公共交通機関か)
- 出勤か、在宅ワークか
- 勤務地付近の治安
英語力
- 英語をどの程度使う仕事がいいか
- 英語が苦手な場合は、どんな職種なら就労できるか
希望の職種
- 自分の今までのキャリアや資格・スキルを生かせる仕事か、新たに挑戦する職種か
- 興味のある分野
- 日本人であることを生かした職種がいいか
実際に私がアメリカで就活をした際の希望要件は、以下の通り。
「未経験可、または資格取得の難易度が低い職種」
「英語力はまぁまぁ(日常生活や会話にはあまり困らないが、医療用語や政治などの話題、スラングはよくわからないレベル)でもいけそうな職種」
子供の学校の送迎時間や習い事があるため、パートタイム(1日4~6時間)で土日休み
できれば経験のある保育・教育関連の職種
こんな条件ですが、意外にも応募要件を満たす求人はたくさんありました。
「こんな条件ではきっと仕事は見つからないのでは?」と諦める前に、まずは求人サイトをチェックしてみることをおすすめします♪
日本人・未経験でも、応募要件を満たしやすい職種一覧
以下の記事で、おすすめの職種を10選で紹介しています。上記のような条件だけでなく、フルタイムでガッツリ稼ぎたい方、アメリカで手に職を持って長期的に働きたい方向けの職種も詳しく解説しています♪
おすすめの求人サイト
以下に、個人的にイチオシの求人サイトを2つ紹介します。
どちらも大手なので、知っている方も多いはず。上記のおすすめ職種10選で紹介した仕事は、どちらのサイトでも見つかるので、要チェックですよ♪
Indeed
世界で最も多くの求職者に利用されている世界No.1求人検索サイト。
2004年、米国で創設。現在では60カ国以上、28言語でサービスを展開しており、世界中から月間約300万人以上のユーザーが利用している業界最大手の会社です。(日本では2009年にサービス開始)
何よりサイト設計がシンプルで使い勝手が◎。
現在募集中の求人が、一覧で出てきます。
希望の仕事を見つけたら、応募ボタンをクリック。個人情報を入力し、質問に回答していきます。応募後は企業からの連絡待ち。(書類選考に通ったら、平均2~4日ほどで連絡が来ます)
応募時に登録した電話番号かEmailアドレスに連絡が来ます。そこで通常面接日・面接方法の調整をします。
まずはご自身のエリアでどんな求人が出ているのか、リサーチしてみましょう♪
→求人検索はindeed公式へ
craigslist
1995年カリフォルニアで創業したcraigslist。
ローカル情報(イベント、学校、落とし物、ペット、各種サービス会社等)や、中古品の売買、不動産…と地域の情報を検索するサイトとして世界最大。
現在は世界50か国、570都市向けのサイトを展開しています。
毎月20億PVを超えるアクセスがある人気サイトですが、世界最大手の求人サイトという一面も。(毎月200万件以上の求人広告が登録)
Indeedと同じく全米各地の求人情報が掲載されているので、こちらも要チェックです。
→求人検索はcraigslistへ
応募~勤務初日までの流れ
最近では、面接はビデオ面接のところが多いです。(Zoom/Skype/Google Meetなど)
しかし、対面での面接が可能か聞いてみることも強くおすすめします。実際の職場の雰囲気を見れますし、直にコミュニケーションが取れる対面のほうが良い印象を残せたり、英語のミスも際立ちすぎなかったり…外国人である私たちには有利なように感じます。
私の経験上その場で即決の場合もあれば、2日~1週間後に結果がくることが多かったです。(基本的に不採用の場合は連絡なし)
採用する旨の連絡と共に、勤務内容の詳細(開始時期や仕事内容、給与など)が記載されているメールやオファーレターが届きますので、それを承諾するかどうかを判断します。
契約条件に同意したあとは、指定されたフォームへの入力や給料の受取方法の設定、また社内共有の連絡アプリへの登録などを済ませます。
また、教育関連の仕事の場合はほぼ100%、バックグラウンドチェックが必須です。会社ですべて手配してくれることもあれば、自身で近くのエージェントへ行きフィンガープリントを取る手続きが必要です。
ジョブフェアにも参加してみよう
アメリカで就活するときにおすすめなのが、「ジョブフェアへの参加」です。
ジョブフェアとは
ジョブフェアとは、複数の事業所のブースが出ている採用イベント。
大まかに分けて、以下2種類のフェアがあります。
- 一つの企業が開催し、異なる部門ごとのブースが出店(例:一つのホテルが開催。キッチン部門・フロントデスク部門・ルームサービス部門などのブースがある)
- 同業種の複数企業が共同開催し、会社ごとのブースが出店(例:複数のホテルが開催。ホテルごとのブースがある)
ジョブフェアの流れ
参加ブースのパンフレットを貰うだけのときもあれば、希望職種を聞かれ簡単な質問票への記入が求められることも。
興味を持ったブースを自由にまわります。採用担当者から直接話を聞けたり、仕事内容などについて質問が出来たりします。
興味のある仕事があったら、面接の申込みも可能。アメリカのジョブフェアは、空きがあればその場で面接ができることが多いです。
ジョブフェアのメリット
1回の参加で複数の会社/部門担当者と話をし、比較検討できるのが◎。
通常の就活では、レジュメを送ってから面接までいくのが最難関。ジョブフェアには誰でも参加でき、面接の機会も設けられているのが◎。また、日本人は時間やルールを守る、愛想がいい、身だしなみがきちんとしている、といった最低限のマナーを守れる方が多く、レジュメだけでは発揮できない能力を見てもらえます。
英語での面接は、日本人にとって難しいもの。しかしジョブフェアのカジュアルな雰囲気の中で、複数企業と面接することは、英語面接の練習にもなって◎。
ジョブフェアは、1度にたくさんの仕事情報が得られるいい情報収集の場。アメリカで転職・就職の際には、上手に利用してみてくださいね♪
アメリカで就職活動をしてみよう
アメリカで職探しをして、面接をして、英語環境での勤務…と、はじめての経験の場合は「自分にできるかな」「英語にまだ自信がない」そんな風に不安に思われる方も多いかと思います。
しかし実際に動き出すと、今まで出会えなかった人々と知り合うきっかけになったり、地域とのつながりを感じられたり、自分の居場所が増えたり…と金銭面以外でもいいこと尽くし。
まずは、お住いのエリアでどんな求人があるかのリサーチから始めてみてはいかがでしょうか。