大人気の職業体験テーマパークである「キッザニア」。実は海外にも展開していて、各地で人気を集めています。
今回私たちは、カタールのドーハにあるキッザニアへ行ってきました!
施設内は日本とほぼ同じ空間が広がっていて、システムもほぼ同じ。しかし日本と違い、めちゃくちゃ空いているので、どの職業体験もほぼ待ち時間ゼロ・予約不要!当時4歳と7歳の娘たちも、大満喫できたのです。
乗り継ぎ地として多くの旅行者が利用する「ドーハ空港」からも、タクシーで20分ほど。ドーハで長時間ストップオーバーするときにも、気軽に行けるおすすめスポットです。
キッザニアの基本情報
キッザニアは、メキシコ発祥の職業体験テーマパーク。
実際にある企業がスポンサーになっているので、内装もシステムも本格的なのが魅力です。
入場時にキッザニアの通貨「キッゾ」をもらい、それを使って体験する職業もあれば、キッゾを稼げる職業もあります。
お金のシステムや職業をリアル体験でき、子供たちが楽しみながら学べる施設なのです。
日本には東京・甲子園・福岡にあり、今後名古屋にもオープン予定です。(2024年4月現在)
海外のキッザニアは、どこにあるの?
世界22ヶ国に29の施設があり、毎年900万人以上の来訪者を誇る、世界的に大人気のキッザニア。
以下が国別リストです。(2024年4月現在の情報)
- 北米(メキシコ・米国・カナダ)
- 南米(ブラジル・チリ)
- アジア(日本・韓国・インドネシア・インド・マレーシア・タイ・フィリピン・シンガポール)
- 中東(カタール・アラブ首長国連邦・サウジアラビア・クウェート・トルコ)
- アフリカ(エジプト)
- ヨーロッパ(イギリス・ポルトガル・ロシア)
キッザニア・ドーハの基本情報
カタールの首都ドーハにある、キッザニア・ドーハ。
基本的なシステムは日本と同じで、施設内も日本のキッザニアそっくりです。
中東らしい職業もあったり、日本にはない職業もたくさん。
空港や市内中心部からもアクセスしやすく、カタールに子連れで行く場合はぜひ訪れたいスポットです。
店舗情報、空港からのアクセス・所要時間はこちらをクリック
名称:KidZania Doha
住所:Aspire Park, Doha, Katar
営業時間:13:00~22:00(土曜日のみ11:00~)
定休日:日曜
空港からのアクセス・所要時間:空港駅より地下鉄レッドライン乗車し約15分、「Msheireb駅」下車。ゴールドラインに乗り換え約15分、「Al Aziziyah駅」下車徒歩約12分/タクシー・Uberなどで約25分
キッザニア・ドーハのチケット種類・購入方法
公式サイトから事前予約もできますし、当日チケットカウンターでも購入OK。(クレカOK)
日本のように混むこともないので、当日購入で大丈夫。(オンライン購入と値段も変わりません)
基本的に、営業時間内ずっと楽しむことが出来ます。
チケット料金
- 1歳以下:無料
- 幼児(2~3歳):QAR95(約4000円)※2024年4月現在のレートで換算
- 子供(4~16歳):QAR160(約6800円)
- 大人:QAR95(約4000円)
ドーハ空港からのアクセス方法
- 車/タクシー:約20分
空港からタクシーを使うのが1番楽ちん。ミント色の国営タクシーが安心で、タクシー乗り場にたくさん乗車待ちしています。配車アプリのウーバーやカリーム(中東でメジャーな配車アプリ)も◎。
私たちはすべて利用しましたが、どれも大満足。ドーハは世界一安全な街とも言われているほどなので、安全面も安心して利用することができますよ。
- メトロ:約45分
空港直結のメトロでもアクセス可能。
まず空港直結のメトロ「Al Matar Al Qadeem駅」からレッドラインで「Lusail行き」乗車。4つ目の「Msheireb駅」下車し、ゴールドライン「Al Aziziyah行き」に乗車。8駅目の「Al Aziziyah駅」下車、徒歩12分ほどでキッザニアに到着です。
メトロは、2022年サッカーW杯開催に合わせて開通したもので、超ハイテク・クリーンでした。私たちが行ったときは、1日券かパスモ的なカードしか選択肢がありませんでした。(1回券があるという話も聞くので、なぜなかったかは不明です)
チケットは構内にある券売機で購入しましょう。
キッザニア・ドーハで体験できる職業例
以下で娘たちが体験した職業をご紹介します。
他にも、香水屋・車の整備・パフォーマー・マクドナルド・アートスクール・パイロット・銀行・バスツアー・郵便配達員・料理学校・手術医・ラジオDJ・化学者…などなど、たくさんの職業体験ができます。
マフィン屋
マフィンづくりをしたあと20分後くらいに戻り、焼き立てをもらえます。自分で作ったマフィンは格別な味♪
警察官
トレーニング後は、館内の警備点検へ。他の職業体験スタッフの人たちが、ワラワラ集まってくれて不審物がないかチェック。みんなヒマなので、子供たちにめちゃくちゃ構ってくれます(笑)
ホテルのブッフェ・配膳係
ホテルの配膳係を体験。ホームページにはレセプションやルームメイキングもあると書いてましたが、私たちが行ったときはやっていませんでした。
お姉さんからトレーニングを受けた後は、親がお客さん係に。子供たちが注文をとり、テーブルセッティング、お皿への盛り付け、提供、お会計をしました。
救急隊員
トレーニング後、急病人役と救急隊員役に分かれます。まず救急車で急病人のところまで行き、手当をしてみんなで救急車で戻ります。
新生児室
赤ちゃんのおむつ替えをしたり、ミルクを飲ませたり。最後は赤ちゃんを抱っこして、子守唄を歌いながら室内をみんなでグルグル行進。シュールな光景で、面白かったです。
消防士
アニメ動画で説明を聞いた後は、消防車で火事場まで移動→消火活動。
消防車の移動中、みんなで掛け声をかける姿が可愛かった。
鉄道員
鉄道員のお仕事と、整備士の体験ができるスポット。
エレベーターに乗って地下にある線路を修理に向かいます。地下にいる間は、モニターでその姿を見られますよ。
ここは当初娘たちは興味なかったのですが、スタッフの方の「ここが1番キッゾを稼げるよ~」という声につられて体験。ちょっと長くて飽きたみたいですが、たくさん稼げたのが嬉しかったと言っていました。
ジュース屋
マシンの中にあるりんご(またはオレンジ)を、清浄。ジュースがパック詰めされる過程を学びます。
フレッシュなジュースがもらえるのかと思いきや、市販のペットボトルのジュースをもらいました(笑)
ビューティーサロン
マネキンにマニキュアを塗ったり、ヘアアレンジをする体験ができるスポット。
どの職業体験も、スタートしてても空きがあればいつでも入れてもらえました。次の回を待たずにすむので、声をかけてみるといいですよ♪
キッザニア・ドーハの飲食店
施設内には、飲食店が複数入っています。ハンバーガーなどのファーストフードから、クレープ屋さんまであるので、お腹を空かせず1日中楽しめます。
ただしハンバーガーとピザの軽食スタンドは、1時間以上待ったのでご注意ください。(この際待ち時間にも職業体験させちゃいましょう♪)
キッザニア・ドーハのマップ
キッザニア・ドーハで使われる言語は?
キッザニア・ドーハの共通語は「英語」。
カタールの公用語はアラビア語ですが、国内では広く英語が使われています。
というのも、カタール人口の過半数は移民で構成されていて(約75%が外国人)、さまざまな母国語を持つ人が暮らしています。期間限定でくる労働者の方も多く、そういった方はアラビア語を話しません。そのため必然的に英語が共通語になっている背景があるそう。
キッザニア内ではおそらくアラビア語も話されるんでしょうが、私たちが行ったときはすべての職業体験・スタッフの方との会話も英語でした。
子供が英語が話せなくても大丈夫?
大丈夫です!
スタッフの方はとっても優しくフレンドリーでしたし、外国人来場者が多いので、英語やアラビア語が話せない子供たちの相手も慣れています。
そもそもメインは職業体験なので、身振り手振りで理解できます。そして子供たちは、大人が思うよりも適応力が高い!きっとお子さんにとって、特別な体験・思い出となるはずです。
うちの下の娘(4歳)は英語がまだあまり分からずシャイな性格なのですが、めちゃくちゃ楽しんでいました。
セキュリティは大丈夫?
キッザニアは基本大人は見学者で、職業によってはスタッフと子供たちで館内を移動するものも。海外ということで、不安になる方もいるかもしれません。
しかし万全なセキュリティ体制が整っているので、ご安心を!
まず、来場者にはセキュリティブレスットの着用義務があります。そして入退場口は一つ。そこにも常時スタッフがいて入退場者をチェックしています。
子供とスタッフが館内を移動するときも、親が傍にいてももちろんOKです。
キッザニア・ドーハへ行くときの注意点
1番気をつけてほしいのが、行く時期。カタールはイスラム教の国なので、ラマダン(断食月)の期間中は日中はほとんどのお店が閉まっています。
キッザニアも例に漏れず、なんと営業時間は19:00~0:00!!(通常は日中営業しています)
ラマダンの期間中に子連れ旅行するときは、日中長いお昼寝をさせて、夜型生活をするしかないのでご注意ください。(しかしそもそも時差があったり、深夜まで遊べるのが子どもたちにとって特別体験で楽しそう。なので意外と大丈夫でした)
ラマダン期間中にカタールへ行く際の注意点
ラマダン期間中に、カタールで旅行者が注意することをまとめました。
- ラマダンの時期は毎年変わる(近年は春頃)ため、旅行前に要チェック
- 日の出から日の入りまでは、ほとんどのお店が閉まっている(大型モールは午前中少しオープンして、日没後再オープンするところが多い。スーパーは開いている)
- 日の出から日の入りまでは、ほとんどの飲食店が閉まっている(開いていてもテイクアウトのみ)
- 日の出から日の入りまでは、公共の場での飲食禁止(旅行者はOKと言われているが、控えるのがベター。)
「子連れには厳しいそう…!」と思った方も多いはず。
しかし、「日中たっぷりお昼寝させる」「日中はテイクアウトやデリバリーしてホテルで食べる」ことで、乗り切れますよ。
子連れカタールは、キッザニアで決まり!
子連れカタールで外せないスポット、キッザニア・ドーハ。
みなさんの滞在が楽しいものになりますように♪