旅好きの間で「小さいけれど奥深い国」として注目を集めているベルギー。
チョコレートやビールだけじゃなく、美しい中世の街並み、石畳の小道、歴史の息づく建築…そして小さな街ごとに異なる表情を見せてくれるのが、ベルギーの最大の魅力です。
この記事では、ベルギーを何度も旅して実際に歩き、心を動かされた街の中から、特におすすめの10都市を厳選してご紹介します。
王道の人気スポットから、小さな絵本のような街まで──このリストが、みなさんのベルギー旅をもっと特別なものにしてくれますように♡

ゲント(Ghent)


ブリュッセルとブルージュの間にあるゲントは、運河沿いにギルドハウスが並ぶ風景がとにかく美しい街。中世の雰囲気が残るのに、現代の活気もあり、個人的にもお気に入りの場所です。観光地すぎないちょうどいいバランスで、何度でも訪れたくなる街です。



ゲントのおすすめスポットランキング
ベスト1 グラスレイ&コーレンレイ(Graslei & Korenlei)


「ゲントといったらこの風景!」の必見スポットは、ずばりグラスレイ&コーレンレイ。
街の中心を流れるレイエ川の東岸が「グラスレイ」、西岸が「コーレンレイ」と分けられていて、両岸に立ち並ぶギルドハウスと運河のコントラストは圧巻の美しさです。





運河クルーズに申込んで、船から街並みを眺めるのも◎。ゲントではマストなアクティビティです。
ちなみに運河沿いにはなんと古城(フランドル伯の城)も佇んでいるんですよ。周囲には美術館や博物館も点在していて、本当に見どころ満載のエリアです。
ベスト2 ゲントの鐘楼(Het Belfort van Gent)&市内散策


14世紀に建設された鐘楼で、街のシンボル的存在。併設されている繊維ホール(Lakenhalle)、旧牢獄(Mammelokker)と共に、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。
高さは90m以上あり、上まで登ることができます。最上階から眺める街並みは、ため息のものの美しさです。





搭からゲントの街並みを堪能したら、つづいては街中散策へ繰り出しましょう♪
どこを切り取っても絵になるとは、まさにゲントのこと。可愛いショップや、カフェがたくさん立ち並ぶので、ブラブラ散策するだけでも楽しめます。





街中にもたくさんのギルドハウスが。急ぎ足だと見逃しがちな街角の美しい風景に出会えるのも、のんびりと散策する魅力ですよね♡
ベスト3 運河沿いで味わう、ベルギー名物フリッツ&ビール


ゲントの運河沿いでぜひ試してほしいのが、ベルギー名物のフリッツ(フライドポテト)とビールの組み合わせ。揚げたてのフリッツにたっぷりのマヨネーズを添えて、のんびり川を眺めながら味わうひとときは格別です。観光の合間に、ローカル気分で楽しんでみてはいかがでしょうか♪


ベルギーでは、なんと1,500種類以上ものビールが醸造されていて、地域や季節によって出会える味もさまざま。ゲントでも、地元ブルワリーのこだわりビールを気軽に楽しめますよ♪
ゲントへのアクセス
- ブリュッセルからICで約40分
- ブルージュからICで約22分
- アントワープからICで約60分
ブルージュ(Brugge)


ベルギー屈指の観光都市である古都・ブルージュ。
絵本の世界のような可愛い街並みは、「天井のない美術館」と称されるほどの美しさです。また、街全体が世界遺産という特別な場所。
日帰りも可能ですが、ブルージュの本当の魅力は夕暮れ以降。観光客が帰ったあと、静まりゆく街に灯りがともる時間帯こそ、まるで夢の中にいるようなひとときです。
だからこそ、ここは絶対に一泊がおすすめ。のんびりと散策しながら、ブルージュのロマンチックな空気をたっぷり味わってみてくださいね。
ブルージュのおすすめスポットランキング
ベスト1 ベルフォール(Belfry of Bruges)


ブルージュの象徴ともいえる高さ83mの鐘楼。366段の階段を登れば、市内を一望できるパノラマビューが待っています。歴史ある広場「マルクト広場」にそびえ立ち、その姿は写真映え抜群。市民からも愛され続ける、街のランドマークです


頂上からの景色は、息を呑む美しさです。近隣のドイツやフランスとも全く異なる、ベルギーらしいおもちゃ箱のような景観が本当に素敵。上る価値あり◎。
ベスト2 “街ごと世界遺産”を、歩き尽くす


歩くだけで物語が始まりそうな街・ブルージュ。2000年には、「ブルージュ歴史地区」としてユネスコの世界遺産にも登録されました。
ゴシック建築の保存状態や、かつて商業と芸術の中心地として栄えた都市構造が高く評価されたといいます。
ブルージュは美しい景観はもちろん、芸術・文化・歴史すべてを感じられる場所。世界遺産の街をあてもなく散策する時間は、きっと旅のハイライトになるはずです。


小道や路地が入り組んでいるので、目的地をあえて決めずに歩くのがブルージュの楽しみ方◎。
自分だけの、とっておきの風景を見つけてみてくださいね♪


昼のブルージュも魅力的ですが、夜もまた素敵。
昼間は観光客でにぎわうけれど、一気に静けさに包まれる夜。運河沿いの灯りが水面にゆらめき、誰もいない路地に小さな足音だけが響く。そんなひとときが、この街を特別にしてくれるように感じます。
その時間を逃さないためにも、ブルージュにはぜひ1泊してみることをおすすめします♪
ベスト3 ブルワリー巡り


ブルージュには名物バーや、有名なビール醸造所、ローカルな小さな醸造所がたくさん。
ビール好きさんは、ぜひブルワリー(醸造所)巡りをしてみてください♪


おすすめは、500年以上もの歴史あるブルワリー「ドゥハルヴマーン醸造所」。
道化師のラベルで有名な「ブルージュ・ゾット(=ブルージュの大馬鹿者)」という銘柄を有する、ベルギーを代表するブルワリーのひとつです。
こちらでは試飲付きの見学ツアーも開催。世界でここでしか飲めない無濾過のブルージュ・ゾットと、ブルージュ1の絶景が見られる屋上テラスが、人気を集めています。
ツアーに参加しなくても、ビアガーデンや併設レストランは利用可能ですので気軽に行ってみてくださいね。
詳細情報はこちらをクリック
・名称:Huisbrouwerij De Halve Maan
・住所:Walplein 26, 8000 Brugge, Belgium
・営業時間:日~水曜日は11:00~18:00。木~土曜日は11:00~21:00
・料金:クラシックツアー(45分・ビール一杯付):16ユーロなど
・公式サイトURL:Welcome to brewery De Halve Maan


続いてのおすすめは絶景テラス付のブルワリー、「Brewery Bourgogne des Flandres」。
ブルージュの中心地・マルクト広場から徒歩3分という好立地にあり、テラス席からの眺めが本当に素敵なんです。
いろいろな味を試したい方には、5種のビールが試せるサンプラーセットがおすすめ。ビールに合うおつまみメニューも豊富なので、ついつい長居してしまうこと間違いなしですよ。
ブルワリー内のツアーもしているので、興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね♪
店舗詳細はこちらをクリック
・名称:Brewery Bourgogne des Flandres
・住所:Kartuizerinnenstraat 6, 8000 Brugge, Belgium
・営業時間:10:30~18:30
・定休日:月曜日
・公式サイトURL:Bourgogne des Flandres the real taste of Bruges
ブリュッセル(Brussels)


ベルギーの首都・ブリュッセル。
EU本部が置かれ、多言語・多文化が交差する一方で、街角にはフランス領時代の優雅な面影が残っています。
”世界で最も美しい広場”と評された「グランプラス」、街のシンボル「小便小僧」、チョコレートにビール、ワッフルまで…歩いて、味わって、五感で楽しめるブリュッセル。ヨーロッパの多様性と魅力がぎゅっと詰まった街です。
また、クリスマスマーケットや2年に1度開催されるフラワーカーペットなどの季節限定のイベントもあり、訪れるたびにさまざまな一面を見せてくれる街でもあります。
ブリュッセルのおすすめスポットランキング
ベスト1 グランプラス


街のハイライトは、金色に輝くギルドハウスが囲むグラン=プラス。昼間の華やかさも、夜の幻想的な雰囲気も見逃せません。
小説『レ・ミゼラブル』の作者ヴィクトル・ユゴーによって”世界で最も美しい広場”と評されたこともあり、世界遺産にも登録されています。


ひときわ優雅で高い塔がそびえ立つ建物が、広場のシンボルであるブリュッセル市庁舎。尖塔の高さは100m近くもあり、先端に守護天使ミカエル像が付いています。内部は曜日限定のガイドツアーでのみ見学可能。



ベスト2 「エチューブ通り(Rue de l’Etuve)」で、小便小僧もお土産もグルメも!


続いて外せないのは、グランプラスから小便小僧へと延びるエチューブ通り。いつも観光客で賑わうストリートです。こちらにはチョコレートショップ、ワッフル店、カフェ、名産のレースを扱うショップなどが軒を連ねており、ショッピングや休憩にもおすすめのエリア。
通りの一角には“世界三大がっかり名所”としても知られる、「小便小僧」も。 なんでがっかりなのか、ぜひショッピングついでに覗いてみてはいかがでしょうか。



ベスト3 ブリュッセル最大級のビアバー「デリリウム・カフェ(Delirium Cafés)」


「ピンクの象のビール」として知られる、「デリリウム・ブルワリー」。誰しも1度は目にしたことがあるくらい、ベルギーを代表するビールです。
世界中に展開していますが、ブリュッセル店は「絶対に絶対に行くべき!」と心から推したいスポットです。


世界中の2400種類以上のビールが飲めるバーとしてギネス認定もされた店舗は、その広さ、雰囲気の異なるバーやレストランエリアがいくつもあり、雰囲気だけでも楽しめます。



店舗詳細はこちらをクリック
・名称:Delirium Cafés
・住所:Imp. de la Fidélité 4, 1000 Bruxelles, Belgium
・営業時間:11:00~3:00(金土は~4:00、日は~2:00)
・公式サイト:Delirium Village Brussels Beers
ルーヴェン(Leuven)


ベルギー観光の拠点・ブリュッセルからわずか電車で20分で行ける、知られざる美都市ルーベン。
世界最古のカトリック大学があり、中世さながらの美しい街並みと活気あふれる雰囲気が魅力で、じわじわと人気を集めています。
見どころ満載ですが、観光客はあまり訪れない穴場中の穴場。のんびりと地元民に混ざってベルギーの街を散策したい方や、ブリュッセルから日帰り旅をしたい方にぴったりの場所なんです。
ルーヴェンのおすすめスポットランキング
ベスト1 「石のレース」と呼ばれる繊細な彫刻で飾られた市庁舎


街の中心地Grote Marktに佇む、ルーベンのシンボルである市庁舎。15世紀に建てられたこの市庁舎、なんといっても見どころはその繊細な彫刻。「石のレース」と呼ばれるこの彫刻、本当に惚れ惚れする美しさで、しばらく呆然と眺めてしまいました。


建物全体に施された236体もの銅像彫刻は、まさに圧巻の一言!夜のライトアップも必見の美しさです。
周辺はカフェやレストランが並ぶ賑やかなエリアなので、天気の良い日はテラス席でのんびり景観を楽しむのもおすすめ。土曜には市庁舎前にマルシェが並ぶそうですよ。
ベスト2 アウデマルクトで、「世界一長いバー」を満喫


市庁舎から歩くこと2分、地元の若者で賑わうOude Marktもルーベンで必見のエリアです。フランダース地方特有の美しい建物に囲まれた大きな広場に、レストランやバーが立ち並びます。
それぞれのお店が広場中にテラス席を出していて、常に多くの人々で賑わっています。その光景から「世界で一番長いバー」というニックネームで親しまれているんだとか。
通り過ぎるだけでなく、ローカルたちに交じってテラス席でベルギービールとフリッツを楽しむのも◎。ベルギー独特の美しい建物に囲まれた広場で飲むビールは最高ですよ♪
ベスト3 藤の花が美しいボタニカルガーデン「Kruidtuin」


ベルギー最古の植物園・「Kruidtuin」は、1738年にルーベン大学の医学生がハーブを植えたのがはじまり。いつ訪れても季節の花々が楽しめるのですが、おすすめしたいのは春です。
毎年4~5月は、こちらの植物園の目玉である藤の花が満開になり、本当にうっとりする光景を見ることができるんですよ。
入園料は無料。ただしとても小さな植物園なので、ここのために時間を割くほどではないかも。でも時間に余裕があれば、ぜひ訪れてほしい癒しスポットです。
詳細はこちらをクリック
・名称:Kruidtuin
・住所:Kapucijnenvoer 30, 3000 Leuven, Belgien
・アクセス:市庁舎から徒歩10分
・営業時間:8:00~20:00(日曜は9:00~)※時期により異なる
・オススメの時期:4月~5月
・公式サイトURL:https://www.visitleuven.be/kruidtuin
ルーヴェンへのアクセス
・ブリュッセル中央駅からルーヴェン駅まで、快速電車(IC)で直通約20分。(15分間隔の運行)
・ブリュッセル空港からも、直通で約15分。(30分間隔の運行)空港からもアクセス抜群。
ディナン(Dinant)


ベルギー南部・ワロン地方にある小さな街「ディナン」。断崖絶壁と美しい川に挟まれた独特の景観は、まるでおとぎ話の世界のようです。シンボルのノートルダム教会は、岩肌に溶け込むように建つ壮麗な姿で、思わず足を止めてしまうほどの迫力。
のんびりとした空気が流れ、自然と歴史が調和するディナンは、日帰り旅行にもぴったりな癒しの街。ブリュッセルやナミュールからのアクセスも良く、ベルギーの穴場スポットとして静かな人気を集めています。
ディナンのおすすめスポットランキング
ベスト1 ノートルダム教会


ディナンのシンボルはなんといっても、ノートルダム教会。
岩肌むきだしの断崖絶壁にまるで溶け込むようにそびえ立つ姿は、まるで絵画のようでSNSでも話題です。
時間のある方はノートルダム教会脇にあるケーブルカーに乗って、頂上まで行ってみるのもおすすめですよ♪
ベスト2 レフ(Leffe)公式ミュージアム


ベルギーを代表するビールの一つ「レフ(Leffe)」。ここディナンには、「Leffeミュージアム」なるものがあります。
元修道院だった建物を活用しており、落ち着いた雰囲気とテラスからの美しい眺望が人気です。
内部見学ツアーでビールの歴史を勉強+試飲もできますが、ツアーまではいいや‥という方は「特別試飲ルーム」へ直行しましょう♪


Leffeの代表銘柄のサンプラーが楽しめ、市場にはあまり出回っていない銘柄も楽しめます。
個人的には「Leffe Ruby」という赤いフルーツが使われたフルーツビールが、本当に美味しかったです♡



店舗詳細はこちらをクリック
・名称:Maison Leffe
・住所:Charreau des Capucins 23, 5500 Dinant, Belgium
・アクセス:ノートルダム教会から徒歩約10分
・営業時間:11:00~18:30
・公式サイト:Maison Leffe | Leffe
ベスト3 サックス発祥の地で、可愛いオブジェ巡り


ディナンは、サクソフォンを発明したアドルフ・サックスの故郷。
街の中心にあるシャルル・ド・ゴール橋には、カラフルなサックス型オブジェがずらりと並び、ディナンと音楽の深い縁を感じさせてくれます。
カラフルでユニークなデザインは、国際的な芸術コンペをもとに制作されたもので、サックスという楽器がいかに多くの国で愛されているかが伝わってきます。フォトスポットとしても大人気で、ムーズ川と断崖、ノートルダム教会を背景にすれば、まるで絵葉書のような一枚に。
ディナンへのアクセス
・ブリュッセルからIC(直通)約1時間40分
・ナミュールからIC(直通)約40分
リエージュ(Liege)


歴史とエネルギーが交差する街、リエージュ。中世の面影が残る石造りの街並みに、学生やアーティストが集うにぎやかな空気が加わり、歩くだけで刺激がもらえるベルギー東部の人気都市です。
374段の「ブレンの階段」を登れば、街を見下ろす絶景が待っています。ご褒美には、本場のリエージュ・ワッフルをぜひ。外はカリッ、中はもっちり、甘くて幸せなひとときが味わえますよ。
王道観光とはひと味違う、リアルなベルギーを感じたい人におすすめの都市です。
リエージュのおすすめスポットランキング
ベスト1 ブレンの階段(Montagne de Bueren)


リエージュ観光で外せないのが、374段の階段が続く「ブレンの階段」。
まるで空へ続くような長い石の階段を一歩ずつ登っていくと、頂上からはリエージュの街並みと丘の緑が広がる絶景が待っています。


道中は、カラフルな花やアートに彩られた住居が並び、地元の人の暮らしも垣間見えるユニークなスポット。イベント時には階段全体がキャンドルで飾られることもあり、その幻想的な風景は写真映え抜群です。
体力は少し必要だけど、達成感と絶景を楽しみたい人には絶対おすすめのスポットです。スニーカーでどうぞ!
ベスト2 旧市街エリアを散策


リエージュの魅力がぎゅっと詰まった旧市街エリアは、歴史と活気が共存する心地よい街歩きスポット。石畳の小道に沿って、中世の面影を残す建物や教会、古本屋、カフェ、ショップが並び、どこか懐かしい雰囲気が漂います。


なかでもおすすめは、サン・バルテルミ教会や、地元の人でにぎわうマルシェ通り。週末にはマルシェ(市場)も開かれ、地元食材やチーズ、スイーツとの出会いも楽しいひとときです。
大都市のにぎわいから少し離れて、ベルギーの“暮らし”や文化に触れられるエリアとして、ゆっくり歩いて味わいたいおすすめスポットです。
トンゲレン(Tongeren)


ベルギー最古の都市として知られる、トンゲレン。2000年以上の歴史を誇るローマ時代の古都というのは、国外の観光客にはまだあまり知られていません。
ローマ時代の遺跡や博物館、毎週日曜のアンティークマーケットが有名で、ベルギー人の日帰り旅行スポットとして大人気の街です。
毎週日曜日は街中が蚤の市に変わるので、1日中楽しめます。(むしろ1日では足りない…!)
アンティーク好きさん、蚤の市好きさんにぜひ!一度は行ってみてほしい街なのです♡
トンゲレンのおすすめスポットランキング
ベスト1


もうこの街は、「アンティークマーケット」!これに尽きます。
毎週日曜にヨーロッパ最大級のアンティークマーケットが開催され、骨董品やヴィンテージ雑貨がずらりと並びます。コレクターや掘り出し物を探したい人にぴったりのスポットです。




青空市場に出店される日曜限定のマーケットもあれば、アンティーク屋さんもたくさんあるのもトンゲレンの特徴。
街中に大小さまざまなマーケットや、アンティーク屋さんが広がっているのでぜひ朝イチから参戦してみてくださいね♪
トンゲレンへのアクセス
・ブリュッセルから:「ブリュッセル北駅(Brussels-Nord)」から ICで約 1時間30分
・リエージュから:「リエージュ=ギュイメンズ駅(Liège-Guillemins)」からICで約40分
デュルビュイ(Durbuy)


「世界一小さな町」として知られるデュルビュイは、まるでおとぎ話から抜け出したかのような美しさの隠れた名所。石造りの家々が並ぶ中世の街並み、小さな広場や緑に囲まれた小道が、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
人口わずか500人ほどの町なのですが、その美しさに惹きつけられ世界中から観光客が訪れるほど。



リエージュから50分、ブリュッセルから2時間ほどの場所にあり、日帰り旅行にもってこいの場所なんです。
デュルビュイのおすすめスポットランキング
ベスト1 旧市街を散策して、おとぎの国へ




観光の中心は、コンパクトながらも見どころが詰まった旧市街エリア。散策しながらカフェで休憩したり、地元のクラフトビールやチーズを味わったりと、ゆったりとした時間を満喫するのが◎。


デュルビュイはとにかくどこもかしこも可愛くて、歩くのが楽しくなる街。


街全体を歩いても30分もかからない大きさながら、写真を撮ったり、ビール休憩やカフェ休憩をしていたらあっという間に時間がすぎていきます。



ナミュール(Namur)


ナミュールは、紀元前のケルト時代から人々が暮らしてきた歴史ある町。
今ではその美しい景観から「ムーズ川の真珠」と讃えられ、2つの川と緑の丘に包まれた街並みはまさに絵画のよう。
街を見下ろすナミュール城壁からの眺めも必見です。
ブリュッセルから鉄道で約1時間。 静かで奥深いベルギー旅を求める人に、ぴったりの隠れた名所です。
ナミュールのおすすめスポットランキング
ベスト1 大絶景が見られる、城砦(シタデル)


ナミュールの小高い丘の上にある城砦(シタデル)。
広大な庭園や博物館、野外劇場もあるのですが、見どころはここから眺める景観!渓谷や、ナミュールの街並みを一望できます。
歩いても登れますし、ロープウェーで登ることもできます。


また城砦内には、国際コンクールで数々の賞を獲得した調香師ギー・デルフォルジュの香水アトリエがあり、アトリエ見学や香水作りも楽しめるんですよ。
ベスト2 フェール通りを散策


ナミュール駅を出るとすぐ、観光案内所があります。そこから伸びている大通りが、ナミュールのメイン通りである「フェール通り」。
美しい建物やショップを眺めながら歩くもよし、カフェやレストランに入るのも◎。観光客の少ないナミュールには、思い思いの時間をのんびりとすごせる、ゆるやかな時間が流れています。


この道を駅とは反対方向に向かうと、城砦に向かう橋が見えてきます。
そのまま橋を渡る前に、1度川沿いを歩いてみるのもおすすめ。なんとも穏やかで美しい風景が待っていますよ。
ベスト3 「ジョゼフとフランスェーズ(Djoseph & Françwès)」


ナミュールで目を引くのが、「Djoseph & Françwès(ジョゼフとフランスェーズ)」という愛らしい2人組の銅像。
この像は、地元ワロン語の演劇に登場する典型的なナミュール人のキャラクターをかたどったものです。
おしゃべり好きでユーモアたっぷりな2人は、ナミュールの人々の気質そのもの。
地元で親しまれており、庶民的な温かさや文化を象徴する存在として愛されています。
街歩きの途中で出会える、ほっこりするフォトスポットです。
ナミュールへのアクセス
・ブリュッセル中央駅より、ICで約1時間
・ディナンからICで直通約40分
メヘレン(Mechelen)


ブリュッセルとアントワープの間に位置するメヘレンは、中世から栄えた歴史ある街です。
かつては強力な宗教都市として知られ、美しいゴシック建築の教会や大聖堂が数多く残っています。
街の中心部には美しい広場が広がり、カフェやレストランでゆったり過ごすのは至福の時間となることでしょう。
また、メヘレンは時計職人の街としても知られ、伝統工芸と現代文化が融合した魅力的なスポットがたくさんあります。
ブリュッセルやアントワープからアクセスが良く、日帰り旅行にもおすすめの隠れた名所です。
メヘレンのおすすめスポットランキング
ベスト1 グロートマルクト(Grote Markt)


街の中心に位置し、美しいギルドハウス、市庁舎、聖ロムブラウス大聖堂の塔が並び立つこの広場は、まさにメヘレンの心臓部。
美しさでブルージュやブリュッセルの広場にも引けを取らないのに、混雑ゼロ。穴場中の穴場のように感じます。


カフェやレストランが軒を連ね、地元の人や観光客でにぎわうこの場所は、のんびり過ごしたり、街歩きの出発点にぴったりなんですよ。



ベスト2 聖ロンバウツ大聖堂(Sint-Romboutskathedraal)


メヘレンの象徴ともいえるゴシック様式の大聖堂。高さ97メートルの塔からは街を一望でき、晴れた日にはブリュッセルやアントワープまで見えることも。カリヨン(鐘)演奏のデモンストレーションも見どころです。
メへレンへのアクセス
・ブリュッセルから鉄道で約25分
・アントワープから鉄道で約20分。降りる駅は「メヘレン(Mechelen)」で、街の中心部であるグローテマルクト広場までは徒歩で約15分です。または、「メヘレン・ネッカースプール(Mechelen-Nekkerspoel)」からならば、グローテマルクト広場まで徒歩で約10分です。
アントワープ(Antwerp)


歴史とアートが息づく街・アントワープ。旧市街には石畳とおしゃれなカフェが並び、歩くだけで心が躍る場所です。
ルーベンスゆかりの地としても知られ、聖母大聖堂には名画『昇架』や『降架』が飾られています。また『フランダースの犬』のラストシーンの舞台としても有名で、ネロとパトラッシュの記念モニュメントは訪れる人々の心を打ちます。
芸術と物語があふれるアントワープで、心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
アントワープのおすすめスポットランキング
ベスト1 グローテ・マルクト(Grote Markt)


アントワープのメイン広場である、グローテ・マルクト(Grote Markt) 。
旧市街の中心にあり、市庁舎やギルドハウスが並ぶ美しい広場です。中世の雰囲気が色濃く残る石畳の広場には、有名な「ブラボーの像(Brabo Fountain)」も立っており、アントワープの名前の由来となった伝説がモチーフになっています。
広場周辺にはカフェやレストランも多く、観光の拠点としても人気のエリアです。
ベスト2 アントワープ中央駅(Antwerpen-Centraal)


「世界で最も美しい駅」のひとつ。壮麗な建築と大理石の内装は、まるで宮殿のよう。
外観もうっとり見惚れる美しさですが、内部も負けておりません!


単なる鉄道の駅を超え、まるで美術館や宮殿のような豪華な建築は一見の価値あり。歴史とモダンが融合したその空間は、写真スポットとしても人気で、周辺の観光地へアクセスする拠点にもなっています。
ベスト3 「聖母大聖堂(Cathedral of Our Lady)」


聖母大聖堂は、ヨーロッパ屈指のゴシック建築であると同時に、名作『フランダースの犬』の舞台としても知られています。物語の主人公ネロが憧れたルーベンスの絵が多数収められており、また大聖堂前にはネロとパトラッシュが眠っている像も設置されています。
巨匠・ルーベンスの絵画、高くそびえる尖塔や美しいステンドグラスなど、見どころ満載のスポットです。
アントワープへのアクセス
ブリュッセルからはICで約30分。アムステルダムやパリからも直通列車あり。
ベルギーでユニークな体験をするには、Viatorがおすすめ!


ベルギーでユニークな体験をするには、トリップアドバイザー系列のオプショナルツアー会社であるViatorがおすすめ。
例えばブルージュ・ワッフル手作り体験教室や、ブリュッセル発ブルージュとゲント日帰りツアーなど、ピンポイントで自分好みに合ったツアーを見つけることができます。
他にもどんなプランがあるのか、公式サイトをぜひチェックしてみてくださいね♪
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ヨーロッパ各都市からベルギーへ格安に移動する方法
ヨーロッパ他都市からベルギー旅行を検討している方で、電車の乗り換えが面倒!できるだけ楽に安く移動したい!という方におすすめなのが、Flixbusの利用。
ヨーロッパ各都市を運行する格安バス会社で、電車や飛行機よりも格安の場合が多いです。


ヨーロッパの路線図です。(写真をクリックすると公式サイトの路線図ページにとぶので、旅行計画の参考にしてみてくさい♪)
特にベルギー国内はかなりの便数があり、ブリュッセルやブルージュなどの主要都市以外にも、ローカルしか利用しないような小都市まで網羅。
ベルギー旅行を格安でしたい方におすすめの移動方法です♪(直通バスが多いのも嬉しい)
\ 早期申込がお得 /


次の休暇は、ベルギーへ行ってみよう
今回ご紹介した8つの都市は、初めてベルギーを訪れる方にも、何度目かの訪問という方にもきっと満足いただけるはず。
中世の面影、美食、そしてあたたかく迎えてくれる街の雰囲気──次のヨーロッパ旅には、ぜひベルギーを選んでみてはいかがでしょうか♪

