【旅ライター厳選】アルザス観光でおすすめの可愛い村6選

ドイツの国境から近く、美しい街並みと独特な文化を持つアルザス地方

旧市街が世界遺産に指定されているストラスブールをはじめ、「フランスの最も美しい村 」にも選ばれたエギスハイムリクヴィルなど6つの村も点在し、まるで絵本の世界のような可愛らしさと人気を集めています。

しかしそれぞれの都市ごとに特色や雰囲気が異なるため、どこに行くべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に行ってみて本当によかったアルザス地方の村を6選でご紹介します。ぜひみなさんの旅行計画の参考にしてもらえたら嬉しいです♪

目次

アルザス地方とは

フランスとドイツの国境に位置するアルザス地方。

長い歴史の中でドイツ領・フランス領の時代を繰り返してきた背景があり、それぞれの伝統が融合した独特の文化を持つ魅力あふれる地域です。

木組みの可愛らしい街並みだけでなく、ドイツ色が強い郷土料理、そしてワインの一大産地としての顔もあるため、美味しいローカルグルメの宝庫でもあります♪

Viator公式サイトより

季節ごとのイベントも多く、春はフラワーフェスティバル、夏と秋はワインフェスティバル、冬はクリスマスマーケット…と、どの季節に行っても楽しめます。

大都市では味わえない、アルザス地方独特のメルヘンな雰囲気は世界中の観光客を虜にし続けているんですよ。

個人的におすすめの季節は、木組みの家々にカラフルなお花が飾られた街並みが可愛い「春と夏」♡

また、アルザス地方では「コウノトリ」モチーフのものをよく見かけます。

それもそのはず、コウノトリはアルザス地方のマスコット。

春にアルザス地方を訪れる方は、ぜひ家の屋根の上にも注目してみてください。コウノトリの巣がちょこんと乗っかっている可愛い光景を楽しめます。

屋根の上には、コウノトリが巣を作れるようにわざわざ丸い盆を設置しているんだよ♪

ストラスブール

アルザス地方最大の街・ストラスブール

正確に言えば、村ではなくれっきとした大きな街なのですが、旧市街に漂う“可愛い素朴な空気感”は大都市という感じではないので、こちらで紹介させていただきますね。

可愛い景色のオンパレード。世界遺産のストラスブール旧市街

アルザス地方観光の目玉でもあるストラスブール旧市街は、ユネスコの世界遺産にも登録。本当に可愛い景色のオンパレードの街なので、定番ですがやはりこの街ははずせません。

運河沿いに木組みの家々が並ぶプティット・フランス。The・アルザス!という景色を目当てに、一年を通じて多くの人々で賑わいます。

ここから運河クルーズにも参加できるので、時間に余裕のある方はぜひ♪

メルヘンの世界が広がる、クリスマスマーケット

冬には「クリスマスの首都」と称される、フランス最大規模のクリスマスマーケットが開催されます。

旧市街の11会場に300以上もの屋台が立ち並ぶほか、メイン広場に飾られた高さ30メートルもの巨大クリスマスツリーは圧巻のひと言!

「まるで街全体がおもちゃ箱のよう」と表現されるほど、街全体がメルヘンチックな雰囲気に包まれます。

屋台やお土産屋さんにも可愛いものが溢れているので、テンションが上がること間違いなし。

例えばこちらはアルザス地方の銘菓「クグロフ(kougelhopf)」の型や、焼き物の専門屋台。色遣いやデザインが可愛すぎますよね。

まさに絵本の世界に入り込んだかのような、街並みが広がるのが冬のストラスブールなのです。

ストラスブールへのアクセス方法

鉄道の場合

パリ東駅(Gare de l’Est)からストラスブール駅(Strasbourg)までTGVで約1時間50分。

リヨン(Lyon)からはTGVで約3時間40分。

フランクフルトからは、まずはオッフェンブルクへICEで約1時間40分、オッフェンブルクからストラスブールへはTER(普通列車)で約30分。

ストラスブール駅から中心地までは徒歩約15分。またはトラムC線でCentrale駅からBroglie駅まで行けば中心地です。

フランス旅行に出る前には、念のためOmio:ヨーロッパ、北米の鉄道・バス・航空券の予約のアプリをダウンロードしておき、事前にチケットを購入しておくことをおすすめします。※フランスは駅のチケット売り場はどこも通常長蛇の列。また直前だと満席で希望時刻のチケットを取れないということや、事前予約よりチケット代金が2倍以上!ということが多々あるため。

各都市から直通バスを使う

乗り換えが面倒!鉄道チケット代が高い!できるだけ楽に安く移動したい!という方は、Flixbusの利用がおすすめ。

ヨーロッパ各都市を運行する格安バス会社で、電車よりも格安の場合が多いです。

ヨーロッパの路線図です。(写真をクリックすると公式サイトの路線図ページにとぶので、旅行計画の参考にしてみてくさい♪)

アルザス地方では、ストラスブールとコルマールに就航しています。

例えばフランクフルトからストラスブールまで、私が見る限り1番安かったのが直通・片道11ユーロ!(時期・時間帯によって異なります)

また、パリからも直通・片道19ユーロ~とかなりお得。

個人的にとってもおすすめの移動方法です♪

\ 早期申込がお得 /

コルマール

アルザスで1番カラフルな旧市街

ストラスブールに次いで人気の街が、コルマール。アルザス地方第二の街としても知られています。

街並みがどのアルザス地方の街・村よりもカラフルなのが特徴で、個人的にもイチオシの街です。

ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルになったとも言われる、パステルカラーの可愛い街並みが大人気

街全体がおとぎの国の世界観なのですが、特に「プチ・ベニス」と呼ばれる運河沿いにカラフルな木組みの家々が並ぶエリアは別格の可愛らしさです。

春~夏にかけては窓枠に色とりどりの花が飾られ、どこを見ても絵葉書のような光景が広がります。

ストラスブールやリクヴィルほど観光地化されておらず、落ち着いて街歩きが楽しめるのも魅力の一つ。

街角に佇むケーキ屋さんやカフェで、のんびりと休憩をするのも至極のひと時です。

コルマールからは、エギスハイムやリクヴィル、ユナヴィールなど、この地域に点在する美しい村へと向かうバスが発着しているので、アルザス村巡りの拠点としてもお勧めの街です。

コルマールへのアクセス方法

・鉄道の場合

パリ東駅(Gare de l’Est)からストラスブール駅(Strasbourg)までTGVで約1時間50分。ストラスブールでTER(普通列車)に乗り換え約30分

コルマール駅から旧市街へは、徒歩で約15分です。


リクヴィール

城壁に囲まれた美しい旧市街

城壁に囲まれた美しい村・リクヴィル

村のメイン通りを端から端まで歩いても20分程度の小さな村ながら、世界中から観光客が集まるアルザスを代表する村の一つです。

それもそのはず、リクヴィルは「フランスの最も美しい村」にも選ばれたほどの美しさで知られ、写真を撮る手が止まらないほどの可愛い風景が広がっています。


リクヴィルは別名「ぶどう畑の真珠」と呼ばれ、アルザスワインの名産地としての顔も。

たくさんのワイナリーがあるので、飲み比べをするのも楽しいでしょう。

またレストランではローカルワインの品ぞろえも豊富で、安価で極上の味を楽しめます。

ちなみにアルザスワイン用のこの独特の形のグラス、お土産に買って帰りたくたるほどの可愛さ…!メイン通りのお土産屋さんで購入可能ですよ♪


注意点としてはリクヴィルは小さい村ながら、かなり観光地化されているので日中はかなり込み合います。

「人混みの入らない写真を撮りたい」「のんびりと可愛い街並みを堪能したい」という方は、朝早い時間や、夕方以降をおすすめします♪

リクヴィルへのアクセス方法

コルマールからバスまたはタクシーで約20分。

バスの場合は、コルマール駅から106番のバスに乗車し約30分、「Poste駅」で下車してすぐが旧市街です。

カイゼルスベルグ

フランス人が好きな村ナンバーワンの村

2017年の「フランス人が好きな村ランキング」で1位に選出されたカイゼルスベルク(Kaysersberg)。

自然に囲まれ、とてものどかな雰囲気が漂うローカル色の濃いアルザスの村です。丘の上には、村とブドウ畑を見下ろす古城があるので、時間に余裕のある方は行ってみても◎。

メイン通りは「ジェネラル・ド・ゴール通り」。ここをを中心に、ワインショップや工芸品などのお店がポツポツと並びます。

他のアルザスの有名都市に比べ混雑していないので、ショッピングというよりはのんびりと散策や写真撮影を楽しみたい方におすすめの村です。

しかし冬は一転、「森のクリスマス」がテーマの可愛いクリスマスマーケット目的の観光客でにぎわいます。

約30の山小屋風の屋台では、地元の工芸品やアート作品が販売。こちらでしか手に入らないものばかりなので、とっておきのお土産探しをしている方は必見ですよ♪

カイゼルスベルクへのアクセス方法

コルマール駅前から68R013番「Lapoutroie行き」バスに乗車し約40分。「KAYSERSBERG VIGNOBLE駅」下車。

エギスハイム

“花の街コンクール金賞”のエギスハイム

アルザスワイン発祥の地と言われる、エギスハイム(Eguisheim)。

「フランスで一番美しい村」、「ヨーロッパ花の町コンクール金賞」など、数々の栄冠を受賞している美しさに定評のある村です。白と茶色が基調の、とても落ち着いた雰囲気が魅力。

特に春~夏は、村全体がカラフルな花で彩られており、おとぎ話のような風景が広がります。

こちら、アルザス地方でもとても有名な撮影スポット。実はここエギスハイムにあるのです♪

今回紹介する村の中で1番観光地化されておらず、思う存分写真撮影や散策を楽しめました。

ほとんどお店や飲食店がないのですが、さすがのワイン生産地。こんなに小さな村ながら、ワイナリーがちょこちょこ。アルザスワインは飲みやすく本当に美味しいので、ぜひ飲み比べをしてみてくださいね♪

個人的にはインフォメーションセンター近くにあった小さなワイナリーLeon Baurで試飲したワインが、アルザスで1番美味しく感動しました。

エギスハイムへのアクセス方法

コルマールからバスまたはタクシーで約20分。

バスの場合、コルマール駅前からバス68R030番「Rouffach行き」乗車し約16分、「EGUISHEIM – Place De Gaulle駅」下車してすぐ

リボーヴィレ

アルザスの美しい古都・リボーヴィレ(Ribeauvillé)

ディズニー映画「美女と野獣」のインスピレーションとなった街としても知られ、パステルカラーの木組みの家が連なる街並みは、まるで絵本の世界のような可愛らしさと人気を集めています。

また、アルザス地方の街々の中でも「素朴なローカル感が残りつつも、観光も楽める」、個人的にもイチオシの村です。

メイン通りはGrand Rueという道一本のみ。趣向を凝らしたデコレーションがされたレストランやカフェ、お土産屋さんが軒を連ねます。(小道や路地裏の可愛さも見逃せません…!)

アルザス公式サイトより

冬にアルザス旅行をお考えの方には、リボーヴィレの中世をテーマにしたクリスマスマーケットも必見です。

本物のおとぎ話の世界感に溢れ、小さな街ながら世界中からの観光客で賑わうフランスきっての人気クリスマスマーケットとして知られているんですよ。

アルザスへ格安に移動する1番の方法

ヨーロッパ他都市からアルザス旅行を検討している方で、電車の乗り換えが面倒!できるだけ楽に安く移動したい!という方におすすめなのが、Flixbusの利用。

ヨーロッパ各都市を運行する格安バス会社で、電車や飛行機よりも格安の場合が多いです。

ヨーロッパの路線図です。(写真をクリックすると公式サイトの路線図ページにとぶので、旅行計画の参考にしてみてくさい♪)

主要都市からマイナー都市まで網羅していて、欧州周遊を格安でしたい方にピッタリ。(直通バスが多いのも嬉しい)

アルザス地方では、ストラスブールとコルマールに就航しています。

例えばフランクフルトからストラスブールまで、私が見る限り1番安かったのが直通・片道11ユーロ!(時期・時間帯によって異なります)

また、パリからも直通・片道19ユーロ~とかなりお得です。

個人的にとってもおすすめの移動方法です♪

\ 早期申込がお得 /

アルザス地方でユニークな体験をするには、Viatorがおすすめ!

Viator公式サイトより

アルザス地方でユニークな体験をするには、トリップアドバイザー系列のオプショナルツアー会社であるViatorがおすすめ。

例えば、アルザス村巡りツアー(ストラスブール・コルマール・エギスハイム・リクヴィル)コルマール発、1日で3ヵ国周遊ツアー(スイス・バーゼル、ドイツ・フライブルク、フランス・エギスハイム)など、ピンポイントで自分好みに合ったツアーを見つけることができます。

もし個人旅行の場合は時にはこういったオプショナルツアーに参加すると、世界中の旅行者たちと知り合えるきっかけにも。旅のアクセントにもなって、おすすめです。

他にもどんなプランがあるのか、公式サイトをぜひチェックしてみてくださいね♪

\ 早期申込がお得 /

アルザス地方で自分だけの“可愛い”を見つけよう

観光スポット巡りよりかは街歩き自体を楽しみたい方や、ヨーロッパの可愛い街並みが好きな方におすすめのアルザス地方。

ぜひとも足を運んでみて、自分だけのとっておきの可愛い風景を見つけてくださいね♪

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